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ファンダメンタル分析とは?企業の「中身」を見て投資判断する方法

株式投資

株式投資には大きく分けて2つの分析方法があります。チャートの形を読み解く「テクニカル分析」と、企業の業績や財務状況を深掘りする「ファンダメンタル分析」です。

ファンダメンタル分析は、企業の業績や財務状況を分析して、その株が「割安」か「割高」かを判断する手法です。たとえるなら、テクニカル分析が「商品の値段の動きだけ見て買い物する」のに対して、ファンダメンタル分析は「商品の品質をしっかり確かめてから買う」ようなイメージといえます。

長期投資を検討している方にとって、ファンダメンタル分析の重要度は非常に高いといえます。なぜなら、長期的には株価は企業の実力(業績)に収束していくからです。短期的には様々な要因で株価がブレることはありますが、10年・20年のスパンで見ると、成長を続ける企業の株価は上昇し、業績が悪化する企業の株価は下落する傾向にあります。

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ファンダメンタル分析って聞くと難しそうだけど、要は「この会社、ちゃんと儲かってるの?」を確認する作業ペン!慣れたら意外と楽しいペン!

ファンダメンタル分析で見るべき3つの決算書

企業分析の基本は「決算書」を読むことです。決算書は主に3つあり、それぞれ役割が異なります。

1. 損益計算書(P/L)

「いくら稼いだか」がわかる書類です。1年間(四半期なら3ヶ月間)の成績表のようなものと考えてください。

  • 売上高:どれだけ商品・サービスが売れたか
  • 営業利益:本業でどれだけ儲けたか
  • 経常利益:本業+本業以外(投資収益など)でどれだけ儲けたか
  • 純利益:税金などを差し引いた最終的な利益
ポイント

特に注目すべきは営業利益営業利益率です。営業利益率が高い企業は、効率よく稼げるビジネスモデルを持っていると判断できます。

2. 貸借対照表(B/S)

「何を持っていて、いくら借金があるか」がわかる書類です。企業の健康診断のような役割を果たします。

  • 総資産:企業が持っているすべての資産
  • 負債:借入金などの借金
  • 純資産(自己資本):総資産から負債を引いた正味の財産

自己資本比率(純資産÷総資産×100)が高いほど、財務が健全です。一般的に40%以上あれば優良、60%以上なら非常に健全とされています。

3. キャッシュフロー計算書(C/F)

「実際にお金がどれだけ出入りしたか」がわかる書類です。利益が出ていても現金がなければ倒産するリスクがあるため、意外と見落としがちながらも重要な書類といえます。

  • 営業キャッシュフロー:本業で稼いだ現金。プラスが大前提
  • 投資キャッシュフロー:設備投資などに使った現金。成長企業はマイナスが普通
  • フリーキャッシュフロー:営業CF+投資CF。企業が自由に使えるお金

フリーキャッシュフローが安定的にプラスの企業は、配当や自社株買いで株主に還元する余力があります。

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決算書を3つ全部読むのは大変だけど、最初は損益計算書だけでも見てみるといいペン!「売上が伸びてるか」「利益が出てるか」をチェックするだけでも十分なスタートペン!

初心者が覚えるべき重要指標7つ

1. EPS(1株当たり利益)

純利益÷発行済み株式数で算出されます。1株あたりどれだけ稼いだかを示す指標で、EPSが毎年伸びている企業は成長企業と判断できます。

2. PER(株価収益率)

株価÷EPSで算出されます。「今の株価はEPSの何倍か」を表す指標です。PER15倍なら「利益の15年分の値段がついている」という意味になります。

  • PERが低い → 割安の可能性(ただし低すぎると成長性に疑問も)
  • PERが高い → 割高の可能性(ただし高成長企業は高PERが普通)

日本株の平均PERは概ね15倍前後です。同業種の他社と比較するのがコツといえます。

3. PBR(株価純資産倍率)

株価÷1株あたり純資産で算出されます。PBR1倍なら「会社の資産と同じ価値」、1倍以下なら「資産価値より安く買える」ということを意味します。

4. ROE(自己資本利益率)

純利益÷自己資本×100で算出されます。株主のお金をどれだけ効率よく使って稼いでいるかを示す指標です。ROE10%以上なら優秀、15%以上なら非常に優れた水準と評価されます。

5. ROA(総資産利益率)

純利益÷総資産×100で算出されます。借金も含めた全資産でどれだけ稼いでいるかを示します。ROEだけだと借金の多い企業が高く見えてしまうため、ROAも合わせてチェックすることをおすすめします。

6. 配当利回り

年間配当金÷株価×100で算出されます。配当利回りが高い株は「高配当株」と呼ばれます。ただし、株価が下がって利回りが高くなっているケースもあるため注意が必要です。

7. 配当性向

配当金÷EPS×100で算出されます。利益のうち何%を配当に回しているかを示す指標です。配当性向が高すぎる場合(80%以上など)、将来の成長投資に回す資金が少ないことを意味します。30~50%くらいがバランスのよい水準とされています。

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7つ全部覚えなくても大丈夫ペン!まずはEPS・PER・ROEの3つだけ押さえておけば、投資判断の精度がグッと上がるペン!

ファンダメンタル分析の実践手順

ステップ1:気になる企業の決算をチェック

まずは自分が知っている企業、日頃使っているサービスの企業から始めてみてください。「この会社って実際どれくらい儲かっているのだろう?」という好奇心が分析の第一歩です。

決算情報は各企業のIR(投資家向け情報)ページか、証券会社のアプリで簡単に確認できます。

ステップ2:過去数年のトレンドを確認

1年分の数字だけで判断するのは困難です。最低3~5年分の推移を確認して、「売上は伸びているか」「利益率は改善しているか」「EPSは成長しているか」をチェックしましょう。

ステップ3:同業他社と比較する

PERやPBR、ROEなどの指標は、絶対値よりも同業他社との比較が重要です。同じ業種なのにPERが極端に低い企業があれば、「割安に放置されている」可能性があります(もちろん何か問題がある可能性もあります)。

ステップ4:将来の成長性を考える

過去の数字だけでなく、「この企業は今後も成長できるか」を考えることも大切です。新しい事業、市場の拡大余地、競合との差別化ポイントなど、定性的な分析も合わせて行いましょう。

ファンダメンタル分析の注意点

数字だけで判断しない

財務指標が良くても、業界自体が縮小していたり、経営陣に問題があったりすることもあります。数字(定量分析)と事業内容の理解(定性分析)を組み合わせることが重要です。

一つの指標だけに頼らない

「PERが低いから買い」という判断は危険です。PERが低い理由が「一時的な特別利益で純利益が膨らんだだけ」というケースもあります。複数の指標を総合的に判断するようにしましょう。

注意

一つの指標が良くても、他の指標が悪ければ「見せかけの好業績」である可能性があります。必ず複数の指標をクロスチェックしてください。

決算の「質」を見る

利益が増えても、それが本業の成長によるものなのか、資産売却などの一時的な要因なのかで意味が大きく異なります。営業利益とキャッシュフローを合わせて確認することで、利益の「質」を見極められます。

マクロ環境も考慮する

個別企業の分析がどれほど優れていても、景気後退や金利上昇などのマクロ要因で株価全体が下落することはあります。個別分析と経済全体の動向、両方の視点を持っておくことが大切です。

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数字だけ見てると「この株、超お買い得じゃん!」って飛びつきたくなるけど、なぜ安いのか理由を考えることが大事ペン!安いには安いなりの理由がある場合もあるペン!

ファンダメンタル分析に役立つ無料ツール

企業分析を始めるにあたって、以下のツールが便利です。すべて無料で利用できます。

  • 各企業のIRページ:決算短信・有価証券報告書が無料で閲覧可能
  • バフェット・コード:日本株の財務データを一覧で確認できる便利なサイト
  • 株探(かぶたん):業績推移やPER・PBRなどの指標が見やすく整理されている
  • 証券会社のスクリーニング機能:条件を指定して銘柄を絞り込める

まとめ

ファンダメンタル分析は、株式投資の基本中の基本です。初心者がまず押さえるべきポイントは以下のとおりです。

  • 損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の3つの決算書を確認する
  • EPS・PER・PBR・ROEの4指標は最低限覚えておく
  • 過去数年の推移と同業他社との比較が重要
  • 数字だけでなく、事業内容や将来性も考慮する

企業分析を始めるなら、株探で気になる企業の業績をチェックするところから始めてみてください。より詳しい財務データはバフェット・コードで確認できます。また、JPX(日本取引所グループ)の学習コンテンツ(www.jpx.co.jp・サイト終了)も初心者の方に役立つ情報が充実しています。

※記事執筆時点の情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

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