「全世界株式ファンドって種類が多いけど、どれを選べばいいの?」「eMAXIS Slimのオルカンが人気みたいだけど、本当にそれでいいの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、迷ったらeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一択です。信託報酬の安さ、純資産総額の大きさ、運用実績のどれをとってもトップクラス。投信ブロガーが選ぶ「Fund of the Year」でも連続受賞している、まさに国民的ファンドです。
この記事では、おすすめの全世界株式ファンドを徹底比較し、選び方のポイントや注意点まで詳しく解説していきます。

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全世界株式ファンドとは何に投資しているのか
全世界株式ファンドは、その名の通り世界中の株式に分散投資するファンドです。先進国から新興国まで、1本で数千銘柄に投資できるのが最大の特徴です。
主に2つの指数に連動するタイプがあります。
MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)
先進国23カ国+新興国24カ国の約3,000銘柄で構成される指数です。いわゆる「オルカン」が連動しているのはこちらの指数になります。
FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
先進国+新興国の約9,000銘柄に投資する指数です。MSCI ACWIよりも小型株を含むため、より広範な分散効果があります。SBI・全世界株式(雪だるま)が連動しているのはこちらです。
どちらも世界の株式市場をほぼカバーしているため、大きな違いはありません。ただし構成銘柄数が多い分、FTSE系の方がやや分散度合いが高くなります。
おすすめ全世界株式ファンドTOP5
第1位:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連動指数 | MSCI ACWI |
| 信託報酬 | 0.05775% |
| 純資産総額 | 約5兆円超 |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
投資信託の王者とも言えるファンドです。信託報酬の安さ、純資産総額の大きさ、どちらもトップクラス。迷ったらこれを選んでおけば間違いありません。
第2位:楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連動指数 | MSCI ACWI |
| 信託報酬 | 0.0561% |
| 純資産総額 | 約3,000億円 |
| 運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
楽天証券ユーザーなら注目のファンドです。信託報酬はeMAXIS Slimとほぼ同水準で、楽天ポイントが貯まるメリットがあります。後発ながら急成長中です。

第3位:はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連動指数 | MSCI ACWI |
| 信託報酬 | 0.05775% |
| 純資産総額 | 約1,500億円 |
| 運用会社 | 野村アセットマネジメント |
野村アセットマネジメントが本気でコスト勝負を仕掛けたファンドです。eMAXIS Slimに完全対抗する信託報酬で、大手運用会社ならではの安心感があります。
第4位:SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連動指数 | FTSE グローバル・オールキャップ |
| 信託報酬 | 0.1102%程度 |
| 純資産総額 | 約2,500億円 |
| 運用会社 | SBIアセットマネジメント |
FTSE系に連動するファンドで、約9,000銘柄への分散投資が可能です。信託報酬はやや高めですが、小型株も含む幅広い分散が魅力です。
第5位:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連動指数 | MSCI ACWI(除く日本) |
| 信託報酬 | 0.05775% |
| 純資産総額 | 約5,000億円 |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
日本株を別途保有している方向けのファンドです。日本の個別株や日経平均連動ファンドを持っている場合、重複を避けられるため合理的な選択と言えます。
全世界株式ファンドの国別比率
「全世界に分散している」と言っても、実際にはかなり偏りがあります。MSCI ACWIの国別比率の目安は以下の通りです。
| 国 | 比率 |
|---|---|
| アメリカ | 約62% |
| 日本 | 約5% |
| イギリス | 約3.5% |
| 中国 | 約3% |
| フランス | 約2.5% |
| その他 | 約24% |
6割以上がアメリカで構成されているため、オルカンを買っても実質的にはかなり米国株の影響を受けます。「オルカンとS&P500はそこまで変わらない」と言われるのはこれが理由です。
ただし、時価総額に応じて自動的にリバランスされるため、将来的に新興国が伸びればその比率も上がっていきます。「世界の成長に自動で乗れる」のが全世界株式の強みです。

全世界株式ファンドを選ぶときの注意点
「全世界株式」でも中身が違うものがある
ファンド名に「全世界株式」とあっても、「除く日本」タイプや「3地域均等型」など中身が異なるものが存在します。3地域均等型は日本・先進国・新興国を均等に配分するもので、時価総額加重とはまったく異なる運用です。購入前に必ず目論見書で連動指数を確認しましょう。
隠れコストも要チェック
信託報酬だけでなく、「実質コスト」にも注目することが重要です。売買委託手数料や監査費用など、信託報酬に含まれないコストが存在します。運用報告書に記載されている「総経費率」を確認すれば、実際にかかっているコストがわかります。
信託報酬が同じでも「実質コスト」に差がある場合があります。年1回公開される運用報告書で「総経費率」を確認する習慣をつけましょう。0.01%の差でも長期投資では大きな違いになります。
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全世界株式ファンドの弱点
新興国リスクも含まれる
全世界株式には中国やインド、ブラジルなどの新興国も含まれています。政治リスクや通貨リスクは先進国より高くなります。ただし比率は全体の10%程度であるため、過度に心配する必要はないでしょう。
リターンはS&P500に劣る傾向がある
過去10〜20年で見ると、S&P500の方がリターンは高い傾向にあります。これはアメリカの一人勝ち状態が続いたためです。ただし、今後もこの傾向が続くかはわかりません。
リスク分散の観点からは、アメリカが永遠に一人勝ちする保証はない以上、全世界に分散しておく方が安心という考え方も十分合理的です。
全世界株式ファンドの活用法
コア・サテライト戦略で使う
全世界株式をポートフォリオのコア(中心)に据えて、サテライト(周辺)で個別株や特定セクターETFを持つ方法がおすすめです。
- コア(80%):eMAXIS Slim 全世界株式
- サテライト(20%):気になる個別株やテーマ型ETF
この配分なら全体の安定性を保ちつつ、自分の投資テーマも楽しめます。
新NISAのつみたて投資枠で積み立てる
全世界株式ファンドは新NISAのつみたて投資枠の対象です。月々コツコツ積み立てるのが王道の活用法と言えます。金融庁の新NISA制度ページで対象商品リストも確認できます。

まとめ:全世界株式はeMAXIS Slimオルカンが鉄板
- 迷ったら:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一択
- 楽天ユーザー:楽天プラスも有力候補
- より広い分散:SBI雪だるま(FTSE系)
- 日本株を別で保有:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
全世界株式ファンドは「考えるのが面倒な方のための最適解」と言っても過言ではありません。世界経済が成長する限り、その恩恵を自動的に受けられます。シンプルな投資をコツコツ続けることが、資産形成の王道です。
投資の基本を学びたい方は日本証券業協会「投資の時間」がおすすめです。各ファンドの目論見書は投資信託協会のサイトからも確認できます。
※この記事の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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