「投資信託ってやめたほうがいいの?」「始めようと思ったけど、ネガティブな意見も多くて不安」という方は少なくありません。
ネットで検索すると「投資信託はやめとけ」という意見がかなり出てきますが、一方で「投資信託は初心者に最適」という声もあります。
結論から言うと、投資信託自体が悪いわけではありません。「やり方」を間違えると損をする、というのが正確な答えです。この記事では、「やめたほうがいい」と言われる理由と、それでも投資信託をやるべきケースについて本音で解説していきます。

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「投資信託はやめたほうがいい」と言われる7つの理由
理由1:手数料で損をしている人が多い
これが最も大きな理由です。投資信託にはさまざまな手数料がかかります。
- 購入時手数料:購入時にかかる(0〜3%程度)
- 信託報酬:毎年かかる運用管理費用(0.1〜2%程度)
- 信託財産留保額:売却時にかかる場合がある
特に問題なのが、銀行の窓口で勧められるファンドです。購入時手数料3%、信託報酬1.5%といった高コストのファンドを平然と勧めてくるケースが少なくありません。
100万円を投資した場合、購入した瞬間に3万円が差し引かれ、さらに毎年1.5万円ずつ手数料で持っていかれます。これでは増えるものも増えません。
理由2:元本保証がない
投資信託は預金とは異なり、元本保証がありません。投資したお金が減ることは普通にあります。「銀行で勧められたから安全だと思った」「元本保証だと勘違いしていた」という方が損失を出して「やめたほうがいい」と発信しているケースは少なくありません。
理由3:銀行・証券会社の言いなりで購入してしまう
金融機関の営業担当は、自社の利益になるファンドを勧めてくることがあります。手数料が高いファンドほど金融機関の取り分が多いためです。金融庁も「顧客本位の業務運営」を金融機関に求めていますが、まだ不十分な部分が残っています。
理由4:短期で結果を求めてしまう
投資信託は長期投資が前提の商品です。半年〜1年で「全然増えない」「むしろ減った」と言って解約する方がいますが、短期間の成績で判断するのは間違いです。長期で見れば、世界経済の成長に合わせて資産は増えていく傾向がありますが、途中で暴落することは何度もあります。
理由5:毎月分配型ファンドの罠
毎月分配型ファンドは「毎月お小遣いがもらえる」というイメージで人気がありましたが、実態は元本を取り崩して分配金を出しているケースがほとんどです。基準価額はどんどん下がっていくのに、「分配金がもらえているからOK」と勘違いしてしまう方が後を絶ちません。
理由6:テーマ型ファンドのブームに乗ってしまう
「AI関連」「メタバース」「クリーンエネルギー」のようなテーマ型ファンドは、ブームのピークで高値掴みしやすい傾向があります。ブームが去ると基準価額が急落し、大きな損失を抱えることになります。手数料も高いことが多く、ダブルパンチです。
理由7:税金のことを考えていない
投資信託で利益が出ると、約20%の税金がかかります。100万円の利益なら約20万円が税金として差し引かれます。新NISA口座を使えば非課税にできるにもかかわらず、知らずに課税口座で購入している方も多いのが実情です。

それでも「投資信託をやるべき」4つのケース
ここまでネガティブな話が多くなりましたが、実は投資信託は初心者にとって最も合理的な投資手段の一つです。ポイントは「正しいやり方」で始めることにあります。
やるべきケース1:低コストのインデックスファンドを選ぶ
信託報酬が年0.1%以下のインデックスファンド(例:eMAXIS Slimシリーズ)を選べば、手数料の問題はほぼ解決します。購入時手数料ゼロ(ノーロード)のファンドを選ぶのは鉄則です。
やるべきケース2:新NISA口座で積立投資する
新NISA口座を使えば利益は非課税になります。さらに毎月の積立投資(ドルコスト平均法)なら、高値掴みのリスクも分散できます。この組み合わせが、現時点で最も合理的な資産形成方法と言えるでしょう。
やるべきケース3:ネット証券を使う
銀行の窓口ではなく、ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)を使えば、余計な営業を受けることなく、低コストのファンドを自分で選べます。
やるべきケース4:長期投資を前提にする
最低でも10年、できれば20年以上の長期で考えましょう。過去のデータでは、世界株式インデックスに20年間投資した場合、どの時期に始めてもプラスになっています。
こんな投資信託は本当にやめたほうがいい
投資信託全体がダメなわけではありませんが、以下に該当するファンドは避けることを強くおすすめします。
- 購入時手数料が2%以上のファンド
- 信託報酬が年1%以上のファンド
- 毎月分配型で基準価額が右肩下がりのファンド
- テーマ型で設定されたばかりのファンド(ブームに乗せられている可能性大)
- 純資産総額が30億円以下のファンド(繰上償還リスクあり)
投資信託で失敗しないための5つのルール
- ネット証券で口座を開く(銀行の窓口は使わない)
- 低コストのインデックスファンドを選ぶ(信託報酬0.2%以下)
- 新NISA口座で投資する
- 毎月積立で購入する(一括投資のタイミングに悩まない)
- 最低10年は売らないつもりで始める
この5つを守れば、投資信託で大きな失敗をする確率はかなり低くなります。
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投資信託以外の選択肢も知っておこう
投資信託がどうしても不安な方は、以下の選択肢も検討してみてください。
- 個人向け国債:元本保証で安全だが、リターンは低い
- 定期預金:元本保証で安全だが、リターンはほぼゼロ
- iDeCo:節税メリットが大きいが、60歳まで引き出せない
ただし、インフレを考慮すると「何もしない」こともリスクになります。物価が年2%上昇すると、貯金の実質的な価値は年2%ずつ目減りしていくためです。

まとめ:やめるべきは「投資信託」ではなく「間違ったやり方」
「投資信託はやめたほうがいい」と言われる理由の多くは、投資信託自体の問題ではなく、商品選びや投資のやり方の問題です。
- 高い手数料のファンド → 低コストのインデックスファンドを選べば解決
- 銀行で勧められるまま購入 → ネット証券で自分で選べば解決
- 短期で成果を求める → 長期投資を前提にすれば解決
- 毎月分配型の罠 → 分配金なしの再投資型を選べば解決
- 税金がもったいない → 新NISAを使えば解決
正しいやり方で投資信託を活用すれば、初心者の方でもしっかりと資産を増やしていけます。まずは少額から、正しい方法で始めてみてください。
新NISAの基本は金融庁のNISA特設サイトで押さえられます。投資信託の仕組みについては投資信託協会のサイトで詳しく解説されています。金融トラブルの相談は金融広報中央委員会「知るぽると」も活用してみてください。
※この記事の情報は記事執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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