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投資信託の純資産総額はいくら以上を選ぶべき?目安と判断基準を解説

投資信託・ファンド

投資信託を選ぶとき、信託報酬を気にする方は多いですが、純資産総額をきちんとチェックしている方は意外と少ないのではないでしょうか。

結論から言うと、純資産総額は最低でも100億円以上、できれば500億円以上のファンドを選ぶのがおすすめです。純資産総額が小さすぎるファンドには繰上償還のリスクがあり、長期投資に向きません。

この記事では、純資産総額の基本的な意味から、具体的な目安、推移の見方まで、ファンド選びに欠かせない知識をわかりやすく解説していきます。

ナビ助
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純資産総額って「ファンドの体力」みたいなものだよ!体力がないファンドは長期戦を戦い抜けないペン!

純資産総額とは何か

純資産総額とは、そのファンドに集まっているお金の総額のことです。簡単に言えば「ファンドの規模」を示す数字になります。

たとえば、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の純資産総額は記事執筆時点で5兆円を超えています。一方で、マイナーなファンドでは数億円しかないものも存在します。この規模の違いが、運用の安定性やコストに大きく影響するのです。

純資産総額が重要な3つの理由

1. 繰上償還のリスクがある

純資産総額が少なすぎるファンドには、繰上償還のリスクがあります。繰上償還とは、ファンドが運用を途中で打ち切ることです。

投資信託は運用会社が管理コストを負担して運用しています。純資産総額が少なすぎると採算が合わなくなり、「もう続けられません」ということで繰上償還される場合があります。

繰上償還されると、その時点の基準価額で強制的に売却されます。含み損を抱えていた場合は損失が確定してしまいます。長期投資のつもりだったのに途中で強制終了されるのは、避けたい事態です。

2. 運用効率に影響する

純資産総額が大きいファンドでは、運用コストの固定費部分を多くの投資家で負担するため、一人あたりの実質コストが下がりやすくなります。逆に小さいファンドでは、一人あたりの負担が大きくなります。

3. 流動性の問題が起きにくい

純資産総額が小さいファンドでは、大量の解約が入ったときに資産の売却を余儀なくされ、基準価額に悪影響が出ることがあります。規模の大きいファンドではこうした問題は起きにくい構造になっています。

ナビ助
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小さいファンドだと「突然の運用終了」があるんだよ。長期投資するなら体力のあるファンドを選ぼうペン!

純資産総額の目安一覧

純資産総額の大きさ別に、ファンドの安定性を整理しました。

純資産総額 評価 コメント
10億円未満 要注意 繰上償還リスクが高く、避けたほうが無難
10億〜50億円 やや小さい すぐに問題はないが、今後の推移を注視
50億〜100億円 まずまず 一定の規模はあるが、人気ファンドと比べると見劣りする
100億〜500億円 十分 繰上償還リスクは低く、安心して投資可能
500億〜1,000億円 大型 人気ファンドで運用も安定
1,000億円以上 超大型 業界トップクラスでまず問題なし

記事執筆時点での人気ファンドの純資産総額の例を見てみましょう。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):約5兆円超
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):約6兆円超
  • SBI・V・S&P500:約2兆円超

これだけの規模があれば、繰上償還の心配はまずないと言えるでしょう。

純資産総額の「推移」も重要

純資産総額は金額そのものだけでなく、増えているか減っているかの推移も重要です。

  • 増加傾向:お金が流入している状態で、人気がある良い兆候
  • 横ばい:安定しているが、新規の流入が少ない
  • 減少傾向:解約が増えており、要注意

たとえ現時点で純資産総額が100億円あっても、毎月減少が続いているなら将来的に繰上償還のリスクが高まります。逆に、まだ50億円でも急速に増加しているなら、今後の成長が期待できます。

「純資産総額の金額」×「その推移」のセットで判断するのがポイントです。

純資産総額が大きすぎるデメリットはあるか

インデックスファンドであれば、基本的にデメリットはありません。むしろ大きいほど有利です。

ただし、アクティブファンドの場合は事情が異なります。純資産総額が大きくなりすぎると、小型株への投資が難しくなったり、自社の売買で株価を動かしてしまう(マーケットインパクト)リスクがあります。

初心者が選ぶべきインデックスファンドに限って言えば、純資産総額は大きいほど安心です。シンプルにそう考えて問題ありません。

ナビ助
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インデックスファンドなら「大きいほど安心」って覚えておけばOKだよペン!

純資産総額と基準価額の違い

よく混同されるのが純資産総額と基準価額です。この2つはまったく別の指標です。

  • 純資産総額:ファンドに集まっているお金の総額(ファンドの規模)
  • 基準価額:投資信託の1口あたりの値段(株でいう株価にあたるもの)

「基準価額が高い=割高」とは限りません。基準価額は設定来の運用成績を反映しているだけですので、高いからといって避ける必要はありません。

ファンド選びの総合チェックリスト

純資産総額を含めた、投資信託選びのチェックリストをまとめました。

ポイント
  1. 信託報酬:0.2%以下(インデックスファンドの場合)
  2. 純資産総額:100億円以上、できれば500億円以上
  3. 純資産総額の推移:増加傾向であること
  4. 設定日:設定から3年以上経過していればトラックレコードが確認可能
  5. ベンチマークとの乖離:インデックスファンドなら指数との乖離が小さいこと
  6. 運用会社:三菱UFJアセットマネジメント、SBIアセットマネジメントなど実績のある会社

すべての条件を完璧に満たすファンドを探す必要はありませんが、最低でも信託報酬と純資産総額はチェックしておきましょう。

まとめ

純資産総額について覚えておいていただきたいポイントをまとめます。

  • 純資産総額はファンドの規模を示す重要指標
  • 最低100億円以上、できれば500億円以上のファンドを選ぶ
  • 金額だけでなく増減の推移もチェックする
  • 純資産総額が少なすぎると繰上償還のリスクがある
  • インデックスファンドなら大きいほど安心

純資産総額はいわば「ファンドの体力」です。体力のないファンドは長期戦を戦い抜けません。長期投資が前提であれば、体力のあるファンドを選ぶのが鉄則です。

各ファンドの純資産総額や推移はモーニングスターで確認できます。投資信託の基礎知識を深めたい方は投資信託協会のサイトがわかりやすいです。つみたて投資枠の対象ファンド一覧は金融庁のNISA特設サイトで確認してみてください。

※この記事の情報は記事執筆時点のものです。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

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